 ◆便意を取り戻すには脳と胃腸の改善を◆消火器の病気などなく、単に腸の働きが弱って起こる便秘を機能性便秘という。 これは、次の３つに分類される。 １、弛緩性便秘→大腸や下腹部の筋肉がゆるみ、便を押し出す力が弱くなって起こるもの。 ２、痙攣性便秘→１とは逆で、自律神経の乱れで腸が緊張し、ある部分の収縮力が強すぎて 便秘なるもの。（強い腹痛を伴う） ３、直腸型便秘→普通は便が直腸に達すると便意が起こるが、なんらかの理由でこの感覚が 鈍くなり、便意が起きなかったり、感じなくなるもの。（最近、急増中）  これらの機能性便秘を治すには、脳や体を上手に目覚めさせる事が大切。 胃腸を目覚めさせるには、朝食を摂ることがベストであるが、コップ一杯の水や牛乳、 ジュースなど冷たいものを飲むだけでもよい。 寝ている間にからになっていた胃袋になにかを入れて刺激を与えるようにする。 そして、何かを口に入れたら軽く屈伸運動をしたり、お腹をマッサージする。 ただし、過敏性腸炎の人が冷たい物を飲むのは、症状が悪化するのでやめること。  ◆食事、生活、ストレスに対する配慮も必要◆ 便秘解消にはバランスのとれた食生活が重要。 イモ類やごぼうなどもよいのだが、食べ過ぎることはよくない。 それより、白菜やキャベツなどの食物繊維をたくさん摂るようにする。 生でなく、味噌汁やスープなどにして、火を通して食べると、お腹に負担をかけずに、 たくさん食べられる。寒いシーズンなら、キムチ鍋など、鍋物にするのもよい方法。 ひとつの食品に偏らず、いろいろな種類から摂るように心がけるようにする。 便秘解消には規則正しい生活や、ストレスをためないことも重要。 精神的なゆとりを持つ為にも１日にせめて１０分ほどなにもしない「ぼんやりタイム」を つくるようにします。 ◆食物繊維をただ摂るだけでは便秘の改善はしない◆ 便秘解消のために食物繊維をとる、と一口で言っても、摂取する繊維の種類を選ばないと、 便秘は改善できない。 便秘は数種類に分けられるが、日本人に多いのは弛緩性便秘と痙攣性（過敏性）便秘の２つ。 「弛緩性便秘は、」腸の働きが低下し、便をスムーズに直腸に送ることが出来ないため、 便が出にくくなるタイプ。 便の形はバナナ状で、量もそれなりにあるのに、かたいのが特徴。 便秘に悩む日本人の約８割は弛緩性便秘で、特に女性に多くみられる。 一方の痙攣性便秘は、文字通り腸がわずかな刺激で痙攣することで起こる。 痙攣の仕方によって、あるときは便が腸内にとどまらず、下痢に、あるときは便がちぎれて、 コロコロになってしまう。男性や、ストレスが多い人に起こりがちです。 （続き）→便秘のタイプ別食物繊維の摂り方 便秘 ＴＯＰ |
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