肥満病とダイエット |
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肥満は今! |
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肥満が健康を害する |
「日本経済新聞掲載記事・引用」平成18年8月6日 米国の子供や若い女性に広がる「肥満病」が深刻さを増している。 標準体重を100キロ超えたり、糖尿病などの病気になったりという事態に、ライフスタイル 改善の合宿を中心事業とする民間企業が登場、食事量を減らすため胃の外科手術を受ける 子供まで出てきている。 「焼き上がった鶏肉は皮をはいで食べましょう。なぜだかわかる?」チキンのあぶり焼きを前に、 インストラクターが質問すると、受講生が一斉に答える。「脂肪が少ないから!」 森と湖に囲まれたニューヨーク州レークプラシッド郊外で夏の間行われている減量目的の合宿 「ウエルスプリング・キャンプス」のひとこまだ。 ゛減量合宿“を行う民間企業が手がけ、北米やメキシコから14〜24才の女性170人が参加。 全員が標準体重を10〜100キロを超えている。 ウォーキング、エアロビクスなど運動によるカロリー消費と栄養学の勉強、調理実習、食事日誌の 記入などを通じ、食事の管理方法を4週間か8週間で身に付ける。 合宿中の摂取カロリーは1日1200カロリー脂肪は20g以下に抑える。 「ライフスタイルを変える技能を意志を持たない限り問題は解決できない」(モリー・カーメル臨床 ディレクター)と生活習慣を根本から意識改革するよう仕向ける。 カリフォルニア州から参加したジェシカ・シェンさん(20才)は「両親が厳しいので家では健康的な 食事をするが外で隠れてジャンクフードを食べてストレス解消をしていた」。 117キロあった体重を、4週間の合宿生活で10キロ落とした。 「今までポップコーンしか作った事がなかった」というウィスコンシン州のエレン・ベンウェイさん (18才)も「生活を変える自信ができた」。 米国ではこうした減量合宿が人気。若い女性だけでなく子供や、家族向けなどのコースもあるこの 企業の合宿には夏(2006年度)計500人が参加する。 米疾病対策センター(CDC)によると、「太り過ぎ」とされる子ども(2〜19才)の割合は2004年 までの4年間で13.9%から17.1%と約1.2倍に。 「スーパーサイズ化」の原因としてやり玉に挙がっているのがファストフードなどに含まれる脂肪や 炭酸飲料の糖分などだ。 米食品医薬品局(FDA)は6月、ファストフード業界にカロリーなどの 情報を商品の包装紙に 表記する事などを含めた。 ニュージャージー州が来年(2007年)9月には学校からの炭酸飲料自動販売機の撤去を決めて いるなど、学校からの炭酸飲料の締め出しも始まっている。 子どもに肥満が原因とみられる糖尿病や心臓疾患なども増えており、一部の医療機関では究極の 手段として胃のバイパス手術で食事摂取量を強制的に減らす方法も導入。 術後1年間で平均50キロ減量できるという。 ただ手術の安全性を巡る議論がある以上、術後も栄養補助剤を飲み続ける必要がある。 カリフォルニア州の開業医、アラン・ウイットグローブさんは「手術がゴールではなく、その後も食事の 内容と量を常に監視しなければ駄目」とくぎを刺す。 ウィリアム・ディーツCDC栄養学・身体活動担当局長は「子どもにせよ若い女性にせよ、まず 食生活を意識し肥満にならない努力をするしかない」としている。 <PR>健康的豆乳ダイエット |
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