水道水と地下水 |
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◆ノンフィクションライターの森功氏が週刊新潮に掲載された記事を抜粋◆ 中略ー海外旅行では飲料水に注意を払っても、日常、自宅で飲んでいる水道水には、 ほとんどの人が何の不安も抱いていないだろう。が、実は、日本全国の水道管には、 長年、発がん性物質を含む塗料が使われていた。アスベスト同様、WHOの勧告を受けながら 野放しにされてきた。 中略ー「まぁ、住民も30年住んでいて腹痛を起こしたって聞いた事もないし、水質検査しても、 有害かどうかなんて、中々分からないし環境ホルモンの問題も指摘されてきましたけど、 あまり騒いでもね。だからそのままです」と、あるマンションの管理人。 ★WHOの勧告を無視★ 中略ーアスベストは、その被害が欧米で問題になり始めた1970年代以来、日本でも 旧労働省や旧厚生省などで対応を検討。だが、そのまま使われ続けてきた。 一方、水道管の塗料については、84年に世界保健機関(WHO)が問題点を指摘。 飲料水水質ガイドライン勧告の中で、コールタール系塗料について、使用すべきではない、 としている。 ★飲料水はミネラルウォーター。近頃、水道水を直接飲む人は珍しくなったが、それでも 炊事には欠かせない。もし、それが「赤い水」や「青い水」だったらどうか。が、 現に、そんな汚れた水がいたるところで流れ出ているのだ。ノンフィクションライター森功氏の 「緊急レポート後編」は、「危ない水道水」を放置してきた現場とこの罪の徹底検証★と題して、 中略ー 大手ライニング業者2社が作成した「施工実績」の表に書かれたA判の分厚い資料だ。 問題の発ガン性塗料を使って、水道管を塗装してきたライニング工法の施工現場が ここに記されている。 それらの資料をめくると、施工物件がズラリと並んでいる。 マンションや住宅、一流企業の施設などもあるが、官公庁や地方自治体の公舎も少なくない 中でも気になるのは、病院や公立の小中学校である。 小中学校の水道から発ガン性塗料が溶け出し、それを子供たちが飲むーー。 そう考えただけで、ゾッとする話ではないか。そこでいくつかの学校に尋ねてみた。が、 水道管の内側に塗料が塗られていること自体を知らない。 「そもそも、工事をやったとも聞いておりません。水道水については、毎朝、検査をしており 安全だという認識です。それ以上はお答えできません」96年施工の神奈川県の公立小学校。 以上。 とても大量のレポートですので全部は紹介できず、ほんの一部ではありますが、実態は 大変物々しい内容です。 ◆井戸から発ガン性物質◆ 茨城新聞2003年10月9日 より抜粋 牛久市内の住宅の飲用井戸から最大で水質基準の30倍に達するトリクロロエチレンが 検出されたことが8日県の調査で分かった。 トリクロロエチレンは発ガン性があり、肝機能障害を引き起こす恐れがある化学物質。 県や同市では汚染範囲を確認する調査や住民の保険相談窓口の設置に乗り出した。 検出されたのは、牛久市牛久町の計6ヶ所の井戸で、濃度は基準の30倍。 今年7月に住民が行った自主検査が発端で、この住民が使用している井戸から250メートル 以内を対象とした10ヶ所のサンプル調査で判明した。 サンプル調査のうち、別の2ヶ所では基準の3倍、8.5倍の四塩化炭素も検出された。 また、延べ8ヶ所の井戸からは基準以下のトリクロロエチレンや四塩化炭素、 テトラクロロエチレンなどが検出された。 2003年2月28日(読売新聞夕刊より抜粋) ◆不安な水道水・・・◆ 世界一安全と言われる日本の水道水の「安全神話」に疑問を投げかけるような水質管理の 実態が、厚生労働省の調査で相次いで明らかになった。 同省の指針に基づく病原性微生物対策を講じていない水道施設が4割超に上り、配管ミスで 一般家庭に工業用水を給水していた事業者も見つかった。 来月から日本で開催される「世界水フォーラム」では水道水の水質管理もテーマの一つだけに、 開催国として模範を示す早急な対策が望まれる。 ★微生物対策★ 埼玉県越正町1996年、水道水に病原性微生物「クリプトスポリジウム」が混入、約8800人が 集団感染して下痢などの症状を訴えた。 この微生物に汚染した水を飲むと下痢を起こし、最悪の場合、死に至ることもあるが、国内では 死亡例は無い。 厚生労働省は今月3日、クリプトスポリジウム対策の実施状況調査をまとめた。 ★上記のように塩素では死なない原虫が含まれている場合もあるので要注意★ (尚、アメリカでは1993年に約40万人が感染し、約400人が死亡した) ★普段あまり気にしない水道水や井戸水も危険があるというデータも 出てるので気をつける事も必要ではないでしょうか?★ 還元水の威力 |
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