便秘は病気を誘因







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   発ガンなどの作用のある有害物質を出来やすくする便秘


   これまでの日本人の死因といえば胃ガンや脳卒中でしたが、近年急増している死因の一つに
   大腸ガンがあります。

   
   1972年と1992年を比べてみると、大腸ガンによる死亡率は約2.9倍も増加している。
   大腸ガンが増えた理由としてよく言われるのが食生活の欧米化(高脂肪・低食物繊維化)


   ですが、もうひとつ大きな理由は実は便秘といわれています。
   大腸の中には、500種類以上、便1g当たり一兆個近い腸内細菌がいます。

   この腸内細菌には、ビフィズス菌などの善玉と呼ばれるものとウエルシュ菌やクロストリジウム
   などの悪玉と呼ばれるものがある。


     


   便秘になると、腸内にたまっている便が腐敗して悪玉菌が増殖します。
   悪玉は大腸内でタンパク質ややアミノ酸を分解して、アンモニアやアミン、フェノール、


   硫化水素などの毒性の強い有害物質をつくったり、脂肪を消化するため分泌された肝汁酸を
   二次肝汁酸に変えたりします。


   これらの有害物質の中には発ガンを促すものもあり、大腸の粘膜を刺激して大腸ガンの
   原因になる可能性がある。


   有害物質は大腸から吸収され、血液によって全身をめぐって、肝臓や腎臓などの体の
   各器官の細胞を攻撃するなど体全体の生理機能を低下させ、さまざまな生活習慣病の

   発症との深い関係もあると考えられている。
   
  
     



   
ビフィズス菌や乳酸菌が便通によく病気の予防に

   便秘はけっして侮れないのです。
   便秘を治したり予防するには、悪玉菌を減らし、ビフィズス菌などの善玉菌をふやすこと。


   腸内細菌叢の構成は食べ物が深く影響しているので
まずは食生活を見直す必要がある。
   ヨーグルト・乳酸菌飲料や納豆などの発酵食品と、食物繊維が豊富な食品を積極的に
   食べる事がとても大切です。


   ヨーグルト・乳酸菌飲料に含まれるビフィズス菌や乳酸菌は、腸内を悪玉菌や病原菌が、
   活動しにくい酸性の状態にします。


     


   便通をよくするのはもちろん、発ガン物質や病原菌が腸管に吸着するのを防ぎます。
   そのため病気への感染・発病を防ぎ、腸内免疫力を高めることができる。


   1日に200g以上を目安に食べると効果的である。
   腸内の善玉菌がふえ腸年齢が若返る効果もある。


   食物繊維はビフィズス菌のエサになり、菌の働きを活性化させる。
   また、便の量を増やし水分を保つので、腸内で便意を起こしやすくもしてくれるのです。

     


     便秘度チェックをしてみましょう


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