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認知症に明るいニュース |
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◆東京大学の井原康夫教授らが脳画像を分析◆ アルツハイマー病かどうかを脳画像から判定する診断基準作りが4月からスタートする。 東京大学の井原康夫教授が中心となり約25の医療機関が協力、患者ら約400人の 脳画像を集めて分析する。2011年度までに完成させる計画。 できた診断基準は日本認知症学会などが採用する方向で、事実上の国内の アルツハイマー病の新しい診断基準になる見通しだ。 国内で約150万人いるとされるアルツハイマー病だが、現在は物忘れがひどくなったなど、 主に問診に頼って医師が判断している。 画像による診断基準が出来れば、病院による判断のばらつきが少なくなり、早期発見も 可能になるという。 基準作りは「J-ADNI」プロジェクトと呼ばれ、東大のほか、東北大学や筑波大学などの 大学病院、国立長寿医療センターが参加する。 陽電子放射断層撮影装置(PET)や磁気共鳴画像装置(MRI)など最新の医療機器を使って 患者らの脳画像を定期的に撮影、脳の状態と症状を照らし合わせる。 発症までの間に原因とされるたんぱく質がどのくらい増えるか、病状の進行とともに脳が、 どのように変化して行くかなどを数値化する。 発症リスクや病気の進行速度を迅速に判定できるようにする。 客観的な基準を作ることで、新薬を開発するための臨床治験(治験)を大幅に短縮 できる可能性もある。 問診で薬の効果を判定するとなると参加者が数千人規模必要とされ、治験に10数年以上 かかるとされていた。 海外でも同様の基準作りが進んでおり、米国では米食品医薬品局(FDA)が画像診断を 治験の標準的な評価法として採用する見通し。 アルツハイマー病を発症前に察知 |
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