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認知症の人たちを支援 |
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◆認知症の人たちを支援(サポーター)養成講座2000人超える◆ 認知症について学び、認知症の人やその家族を支える「認知症あんしんサポーター」が、 京都市内で増えている。昨年9月に始まったサポーターの養成講座を2000人を超える市民が 受講し、認知症の人にひと声かけるなど地域での見守りに一役買っている。 サポーターの養成は、厚生労働省が全国で100万人を目標に、認知症への理解者を増やし、 みんなが安心して暮らせる町づくりを目指すために始めた。 市では、本年度から4年間で1万人のサポーター養成を目標にしている。サポーターの 養成講座には、市長寿すこやかセンターTel:075(354)8741が希望する学区や団体などに 講師を派遣。 講師が認知症の症状やかかわり方について紹介している。すでに目標の5分の1を超える 約2200人が受講し、サポーターとなった。 26日夜には、西京区の福西学区社会福祉協議会主催の養成講座が行われた。 同センターと西京区社協の職員2人が講師を務め、「自分のいる所が分からなくなるなどする 認知症は、老化による物忘れとは違う脳の病気」「80歳以上では7人に1人、85歳以上では 4人に1人、認知症の症状があるといわれる」などと説明した。 続いて、民生委員やボランティアグループのメンバーら30人近くの参加者が5グループに 分かれて、身近な体験談から対処について考えた。 各グループでは「近所で認知症の人の情報を共有するのもいいが、プライバシーもある」 「住所や連絡先などを書いたカードを首から提げた人もいるが、プライドが傷つく人もいる。 服の内側に縫いつけるなどしたらいいのでは」と真剣に語り合った。 参加者の中には「認知症は誰にでも起こりうるので、自分がなったら、迷惑を掛けないよう 症状を周囲に知らせたい」と話す人もいた。(京都新聞1月31日) ◆高次脳機能障害支援で京都府と懇談◆ 21日、コミュニテイ嵯峨野で、「頭部外傷や病気による後遺症を持つ若者と家族の会」京都支部が 主催した「高次脳機能障害支援普及事業」説明&懇談会に70人を超える参加がありました。 田中明会長から、「当事者と家族は一日千秋の思いで公的支援を待っている。自分の知るところ だけでもこの間、二人が命を絶った。介護疲れで離婚や一家離散においこまれた家族もある。 京都府の支援事業により再びそのような犠牲者が出ないように大きな期待をかけている」とあいさつ。 京都府の堀本朋之障害者支援副室長から府の取り組みについての報告後、参加者との活発な 懇談が行われました。参加者からは、「国のモデル事業の実績をいかして、支援拠点の整備を はじめ、京都府での早急な具体化をしてほしい」「どこにいけば診断ができるのか、医療機関の 情報がほしい」「北部には高次脳機能障害が診れる医療機関もリハビリの施設もない。 相談をうけても支援へつなぐことができず、支援センターの職員自身が悩んでいる」「当事者は 若者もおおく就労が大きな課題。働く場の確保やジョブコーチなどの支援体制を」など切実な声が 相次ぎました。 府は、国の制度活用を進めながら、相談支援コーデイネーターの確保や啓発事業、研修などを 考えていること、この障害の診断治療など基準をみたす医療機関のアンケートを行ってきたが これらのリストの公表などを検討していると答えました。支援拠点の整備について、 「各圏域で医療生活を支援できる適切なところで体制を構築していきたい」とのべました。 (1月22日 京都民報) ◆埼玉医大など、アルツハイマー病治療用ワクチン開発開発◆ 埼玉医科大学の森隆・助教授らの国際チームは、アルツハイマー病の治療用ワクチンを開発した。 皮膚に塗ったり、パッチにして張り付けたりして成分を吸収させる。マウスの実験で脳にたまり 病気の引き金になるとされるたんぱく質が半減し、副作用もなかった。 森助教授や米南フロリダ大学などは、脳にたまってアルツハイマー病を起こすとされる アミロイドベータたんぱく質と、免疫反応を促進するコレラ毒を混ぜたワクチンを作った。 アルツハイマー病を起こすマウスにワクチンを4カ月間塗り続けると、体内でアミロイドベータ たんぱく質にくっつく抗体ができる。脳内でこのたんぱく質の量は、塗らなかったマウスに比べ 約半分になった。 逆に血液中では増えた。ワクチンの効果でたんぱく質を取り除こうとする免疫反応が起き、 脳から血液に排出されたとみている。成果を米科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。 (2007年1月24日)日経産業新聞 アルツハイマー病・将来に明るいニュース・健保連情報 |
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