性病感染 |
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感染者数 |
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◆性感染者 6年で1.3倍〜2.1倍◆ 国立感染症研究所が感染症法に基づいて把握した国内の感染者は、尖圭コンジローマが 2005年は6740人と6年前(3190人)の約2.1倍に。 性器ヘルペスは1万177人で同1.6倍。淋(りん)菌感染症も同1.3倍に増加した。 最も多いのは性器クラミジア。 2005年は3万4千840人で、4万3千人に達した02年より減少したが、6年間で1.4倍に 増えた。自覚症状のないケースが多いが、放置すると不妊につながる。 性感染症の実態を調査した厚生労働省研究班によると、性器クラミジアの感染率は女性の 年齢別では、16才〜18才で最も多く、20才を過ぎると低くなる傾向がみられる。 初めての性体験が早いほど感染率が高く、14才以下での経験した女性の約2割が感染 している。研究班は「10代後半は感染しても検査や治療を受けない。この世代を中心に、 感染予防の 教育や早期検査を呼びかける必要がある」と指摘している。 ◆性感染症の症状◆ (日本性感染症学会の診断・治療ガイドラインを基に作成) (潜伏期間はいずれも男女共に同期間) 尖圭コンジローマ = 潜伏期間 3週〜8ヶ月 男女 主な症状 ○性器などに淡紅色や褐色の乳頭状腫瘍が多発。 ○一般に自覚症状はないが、大きさによっては かゆみを伴うことも。 性器クラミジア = 潜伏期間 1〜3週間 男性 主な症状 ○尿道炎で粘液性の分泌物が少量出る。 ○精巣に炎症を起こすことも ○発症は緩やか症状も軽度のため、自覚されない ケースも多い。 女性 主な症状 ○無症状のケースが多い。 ○子宮から腹腔内に侵入、骨盤内炎症性疾患の発症も。 ○菌の量が多いと、急に激しい腹痛を起こすこともある。 性器ヘルペス = 潜伏期間 2〜10日間 男性 主な症状 ○初めての感染では、性器にかゆみや1〜2ミリの 複数の水泡が出る。 ○水泡が破れ、潰瘍となり、重症化することも。 ○2回目以降の感染の場合、症状が軽い事が多い。 女性 主な症状 ○比較的突然発症する。 ○38度C以上の発熱を伴うことも。 ○性器に水泡が多発。 ○排尿のほか、ときに歩行が困難になり、 太もものリンパ節が腫れる。 淋菌感染症 = 潜伏期間 2〜7日間 男 主な症状 ○排尿時の痛み、尿道に黄白色の分泌物。 女性 主な症状 ○無症状が多い。 梅 毒 = 潜伏期間 3週間前後 主な症状 ○感染部位に軟骨程度の硬さのコブ。 ○太もものリンパが腫れる。 ○症状が出て2〜3週間で無症状となっても、 約3ヶ月以降に全身に症状が広がる。 病院・公私施設に関するリンク集 |
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