 ☆医療費２倍に・・・ （2007年4月8日）日本経済新聞 記事引用◆肥満、高血圧、高血糖の三つを併せ持つ人は、まったく持たない人に比べ医療費が ２倍かかることが東北大学の辻一郎教授らの調査で分かった。 日本医学会総会で７日発表した。 調査は宮城県北部の大崎保健所管内に住む47歳〜79歳の約16740人を対象に 1996年〜2002年までの医療費を比べた。 １ヵ月あたりの医療費は肥満や高血圧、高血糖のいずれにも当てはまらない人の平均が 19343円。三つ全部に該当する人の平均は38521円と約２倍。 いずれか一つが当てはまる人では肥満のみの人が1.05倍、高血圧が1.3倍、 高血糖が1.42倍。 二つが当てはまるケースでは肥満と高血圧の組み合わせが1.4倍、肥満と高血糖が1.34倍、 高血圧と高血糖が1.75倍だった。肥満や高血圧、高血糖は運動不足や不規則な生活が原因。 こうした状態が複数あると動脈硬化を招き、心筋梗塞（こうそく）や脳梗塞になりやくすくなる。 糖尿病などが発症する危険性が高まる。辻教授は「生活習慣を改善すれば心筋梗塞などは 予防でき、医療費も大幅に減る」と強調している。  ◆心遣いが欲しい◆ 障害者への意識＝差別・偏見「ある」８割 内閣府が七日発表した「障害者に関する世論調査」によると、障害を理由とする差別や 偏見について「あると思う」と答えた人が82.9％に上った。 「ないと思う」は15.1％「ある」と考える人の割合は、20歳代の若者で97％に上り、 最も少なかった70歳以上が58.2％だった。 「5年前に比べて差別や偏見が改善されたと思うか」の質問では、「改善されている」が 57.2％で、「改善されていない」の35.3％を上回った。「障害者に配慮や工夫を行わないのは 差別に当たる」と考える人も52.9％に上った。「経済的な負担を伴っても配慮や工夫を行う」と 考える人は60.9％で、「負担がなければ行う」という人は23.7％だった。 企業や民間団体への要望（複数回答）としては「障害者雇用の促進」が64.2％と最も多く、 「障害者になっても働ける体制の整備」（58％）や「障害者に配慮した事業所の改善・整備」 （46％）が続いた。障害者との会話や手助けの経験に関する質問では「ある」という回答が 68.4％で、前回調査（2001年9月）に比べて9.6ポイント増えた。 内容（複数回答）は「相談相手になった」（53.7％）や「車いすを押した」（38.6％）などが多かった。 調査は今年2月に全国の成人男女3000人を対象に面接方式で実施。有効回収率は60.5％だった。 |
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